イグジステンス クローネンバーグ

ゲームで現実とバーチャルリアリティーの区別がつかなくなる、という設定はかなりありがち。一応ラストは一捻り加えてあって、それなりに驚かされはするが、正直想定の範囲内だった。夢から醒めたと思ったらそれもまた別の夢だった、というよくある話をちょっといじったようなもんだろう。

ストーリーは別として、小道具やVFXは相変わらず素晴らしかった。中でも、ゲーム機のデザインは秀逸。ヌメヌメしてて、エロい。半分生物のようなゲーム機、という発想。いかにも彼らしい。