2006-04-24から1日間の記事一覧

イグジステンス クローネンバーグ

ゲームで現実とバーチャルリアリティーの区別がつかなくなる、という設定はかなりありがち。一応ラストは一捻り加えてあって、それなりに驚かされはするが、正直想定の範囲内だった。夢から醒めたと思ったらそれもまた別の夢だった、というよくある話をちょ…

未来惑星ザルドス ブアマン

所謂逆ユートピアもののSF映画。ハクスレー「素晴らしい新世界」やオーウェル「1984年」などの古典(?)を読んだときにも感じたことだが、この作品も、どうも社会風刺に目が行き過ぎている感じがする。なんと言うか、真面目すぎなんじゃないか、と思わずに…

終わらない物語 アビバの場合 トッド・ソロンズ

いつもと比べるとユーモアは抑え目だった気がするが、彼の映画の中では最高傑作と言ってもよいかもしれない。七人の女優に一人の主人公を演じさせるという設定は見事。というか七人の人選が最高だった。一人の有名女優を除いて、他は素人のブサイクばっかり…

マグノリア ポール・トーマス・アンダーソン

三時間ぐらいあるが、脚本がよくできているので長さを全く感じさせない。ストーリーは途中までは現代アメリカ版「リバーズ・エッジ」といった趣。同時代性強し。ラストの急展開は色々な捉え方が出来るだろう。なんで蛙なのか、ってあたりも含めてこじつけじ…