2007-02-11から1日間の記事一覧

エッシャー展

図書館で適当に借りた。78年ごろの展示。その名もずばり「相対性」という作品にグッと来た。ゲーデル的な限界をトポロジカルに表していてなおかつ美的な魅力も兼ね備えている。うんうん唸ってごちゃごちゃ論理をこねくり回すより彼の画をじっと見つめてみ…

ポール・トーマス・アンダーソン パンチドランク・ラブ

とにかく奇妙な映画だった。アダム・サンドラー演じる主人公は、今時珍しい純粋さを持った男だが、その反面女性に対して苦手意識が強く、また時折キレて物を破壊してしまう癖があったりと、様々な面における不器用さをも持ち合わせている。そんな彼の直情的…

ガルシア・マルケス 百年の孤独

心から感銘を受けた作品に関しては何も書けないし、書きたくない、というのが昔からずっとあって、これについてもそうだったのだが、読んでから一ヶ月ほど経った状態で、少しだけ書いてみようと思う。 映画や漫画などの表現媒体がどんどん勢力を強めていく中…