2007-02-18から1日間の記事一覧

日本美術が笑う 笑い展

art

・日本美術が笑う キャプションの日本語が滅茶苦茶だったのはどうかと思ったが、展示自体は非常に素晴らしかった。中でも円空の彫刻、唐の禅僧、寒山と拾得の不気味極まりない笑顔を描いた「寒山拾得図」は特にグッと来た。寒山の表情は凄まじかった。ガンギ…

中原昌也 名もなき孤児たちの墓

短編に関してはまあお得意パターンの変奏曲の域を出ない感じだったが、いくつか面白いところもあった。ページ稼ぎなのかもしれないが、「かつて作家たちは文字を使って表現していたがそれはもう古く、現在ではカメラを手に女体を使って表現する新しい時代の…

ネット検索で引っかからないような情報を得るには、「ノイズ」という概念が重要になってくる。「ノイズ」に触れるには雑誌が一番。「雑」誌だから。とはいっても今本当に「雑」さを残している雑誌はほとんどない。唯一の例外があるとすればエンタクシーだろ…

ジョン・マクレガー ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

作品自体はそれほど好きでもないんだが、いかにして創り上げられたか、という部分に非常に惹かれた。 ヴィヴィアン・ガールズをはじめとする少女達の画は、はじめ新聞広告やチラシの切り抜きを集めていただけだった作者が、じょじょにそれだけでは飽き足らな…

早見純 卑しく下品に

相変わらず最高。完全にキチガイ。もし漫画書いてなかったら確実に今頃性犯罪で捕まってるだろうな、というレベルの狂気が見事に昇華されている。女の子に貸してみたい。

佐伯俊男70

エログロ。丸尾末広みたいな感じ。前に現代美術館かなんかで見た画集は好きだったんだが、これはイマイチ。