2008-08-25から1日間の記事一覧

チェーホフ 桜の園 三人姉妹

どっちも登場人物一人ひとりがきっちりキャラ立ちしているのがすごい。 端役がいい味を出しているし、全体としての、ペーソス満載のユーモア感覚も好み。 哀愁系の笑い。 働かないでぐだぐだ言ってるロシアの駄目インテリゲンチャ達の、皮肉られているところ…

三木成夫 胎児の世界 人類の生命記憶

白雪姫

史上初の長編アニメーション映画なんだとか。 グリム童話版からバーセルミ版まで、美への執着が物語を駆動する、という根幹は変わっていない。美に対する感覚の普遍性というのはどこまであるもんなのか、そのへんが気になるところ。ローゼンクライツ「醜の美…

23日 三時前に友人からの電話で起きる。ちょいちょい雑事を済ませ、メタモへ。途中横浜で一人、三島で一人友人と合流。三島のまずいラーメン屋で腹ごしらえ。だらだらしすぎた。修善寺行きの電車でたまたま友人と会う。駅からのバスが長かった事を忘れていた…

福本伸行 賭博覇王伝零 〜4

おそらく「無頼伝涯」以来久々の少年誌連載。 媒体を意識しすぎているのか、ここまでの所、中学受験算数のような謎解きが多く、読んでいてもいまいちヒリつくような緊張感が感じられない。ノリはほぼ完全にカイジ第一部とかぶっているのだが、熱量が足りない…

山本英夫 ホムンクルス 〜9

進みが遅すぎるため以前買っていたコミックスは全部売ってしまっていて、序盤の設定なんかも若干忘れてしまっていたが、さらっと読み直しつつ、現時点での最新巻まで読んでみた。 前作「殺し屋1」に比べて、若干名越先生の介入度が高まっているような気がす…

花沢健吾 ボーイズ・オン・ザ・ラン

http://blog.excite.co.jp/mangaword/5197375 全部読んだあとで、このインタビューも読んだ。以下完全にネタバレ。 ゼロ年代(笑)も後半になろうという今、成長物語を書こうと思ったら、単なるベタな、試練をいくつか乗り越えて段々主人公が目に見えて成長…