comedy

モンティパイソン総論

おそらくテレビシリーズと映画二本は観終わったので、一応全体を総括しておこうかと思う。モンティパイソンのおもしろさはどういった点にあるのか、思いつく範囲で箇条書きっぽく列挙してみたい。 ・言葉や物事の意味、役割をズラす、反転させる、あるいは無…

モンティパイソン 4−2

いよいよ最後の一本。第四シリーズはかなり持ち直してる感じ。特に最終回の最初のコント、「滅茶苦茶な家族選手権」は素晴らしかった。ナンセンスの極致。

モンティパイソン 4−1

やや復活か。二週目のデパートでアリ買う話も悪くなかったし、三週目の言葉遊びネタからの流れは久々にすげーと思った。バーセルミみたい。普段以上に複雑な入れ子構造のブリッジもよかった。裁判所のくだりも笑えるナンセンスさだった。

モンティパイソン 3−4

あまり強烈な印象に残るようなコントはなかった。 笑えたやつも、既出のパターンのバリエーションでしかない場合が多かった。 初期衝動の再現はもう無理なのかな、という感じ。なんか赤瀬川源平の「トマソン」終期のような哀しさ。

モンティパイソン3−3

自転車で放浪する男を描いた、珍しく三十分フルに使った長編コントはなかなかよかった。 病院のシーンとか中国人をあからさまに馬鹿にしたところとか。エロ本がテーマの回は最低だった。

モンティパイソン3−2

明らかにピークを過ぎている。一つ一つのネタに新鮮味がない。 しょうがないんだろうけど、ややパターン化してきてしまっている感じ。

モンティパイソン3−1

第三シリーズに突入。ややトーンダウンか。そこまでツボにはまったネタはなし。

モンティパイソン2−4

腕のない男をからかうネタが素晴らしかった。身体的障害までネタにしてしまうってのはすごい。テレビで、ってのを考えると。 王室ネタとか、マルクスにサッカーのクイズ出すネタもよかった。 あとは、スパムメールの語源にまでなった、スパムネタもすさまじ…

モンティパイソン 2−3

狩りのドキュメント映像のネタが一番ツボだった。 蚊を相手にバズーカ砲まで使うっていう。

モンティパイソン 2−2

アッティラが主人公のホームドラマのネタが最もよかった。 黒人いじりネタが二つぐらい出てきた。 「私黒人が嫌いなの!」「みんなそうさ!」 とか。よくテレビでそんなこと言えるなあ。 まあ、爆笑したんだけども。

モンティパイソン 1−3 1−4 2−1

1−3 マットレスという言葉に体が勝手に反応して、つい紙袋をかぶってしまう寝具店店員のコントが一番よかった。不条理ネタっていうのかな。こういうの。1−4 極端にアホな貴族の障害物競争 のコントが最高に笑えた。ただ、障害者を笑うようなネタは倫理的…

空飛ぶモンティ・パイソン1−2

最もツボだったのは、「まったく会話がキャッチボールにならない採用面接」ネタ。 あと笑えたのは、宇宙人が来て、イングランド人がスコットランド人に変えられてしまう、というネタ。ネタ自体とはなんの関係もないが、スコットランド人をいじって笑いをとっ…

空飛ぶモンティパイソン1−1

観ながらずっと、映画版より全然笑えるなあと思っていたが、一つには時間の問題も関係あるかもしれない。映画は二本とも100分近くあった気がするが、こちらは一回につき三十分。そのぐらいの尺がちょうどいい、というだけのことかもしれない。個々のネタ…